結論: 韓国の現地SIMは空港カウンター・市内の販売店・日本での事前購入の3経路で買えます。ただしどれもパスポートの提示が必要で、空港カウンターには営業時間があります。深夜便で着く、到着後すぐ使いたい、手続きに時間を割きたくない場合はeSIMのほうが確実です。逆に韓国の電話番号が必要な用途があるなら現地SIMを選ぶ意味があります。
韓国で現地SIMカードを買う3つの経路
仁川・金浦の到着ロビーのカウンター
到着階にキャリアや代理店のカウンターが並んでいます。その場でプランを選び、パスポートを提示して開通まで済ませられるのが利点です。
難点は営業時間と行列です。深夜から早朝の便では閉まっていることがあり、繁忙期は待ち時間が発生します。乗り継ぎで時間が限られている場合は、この経路に賭けないほうが安全です。
市内の販売店
家電量販店や携帯ショップ、一部のコンビニでも購入できます。滞在中に必要になった場合の受け皿になります。
ただし店員が日本語や英語に対応しているかは店舗によります。プランの説明を正確に理解するには、事前に希望する容量と日数を決めておくとやりとりが短くなります。
日本での事前購入
オンライン通販で韓国用のプリペイドSIMを買い、出発前に受け取っておく方法です。到着後の手続きが不要になります。
この経路の注意点は、開通のタイミングと有効期限です。商品によっては受け取り後すぐに期限のカウントが始まるものがあるため、渡航日から逆算して購入します。
購入時に必要なものと手続き
韓国では通信サービスの契約に本人確認が義務づけられています。
- パスポート。購入と開通の両方で提示を求められます
- SIMロックが解除された端末。キャリアで購入した端末は事前に確認しておきます
- SIMピン。トレイを開けるのに必要です。eSIM専用機には不要です
端末側の条件はeSIMにSIMロック解除は必要?と海外eSIMの対応機種を30秒で確認する方法で確認できます。
データ専用と通話つきの違い
韓国のプリペイドSIMには、データ専用のものと韓国の電話番号がつくものがあります。
- データ専用:地図・SNS・配車アプリなど通信だけで足りる用途に向きます。価格を抑えられます
- 通話つき:韓国の電話番号が付与されます。飲食店の電話予約、一部の配達アプリ、現地サービスの登録に使えます
旅行の範囲では多くの場合データ専用で足ります。番号が必要になる場面がはっきりしている人だけ通話つきを選ぶ、という判断で十分です。SMS認証の扱いはeSIMに電話番号はある?に整理しています。
現地SIMとeSIMの使い分け
両者は代替関係ではなく、条件で向き不向きが分かれます。
現地SIMが向いている場合
- 韓国の電話番号が必要な用途がある
- 端末がeSIMに対応していない
- 長期滞在で、現地のプランを継続的に使いたい
eSIMが向いている場合
- 深夜や早朝に到着する。カウンターが閉まっている時間帯
- 到着した瞬間から使いたい。入国審査の待ち時間に地図を開きたい
- 日本の電話番号を残したまま使いたい。物理SIMを抜かずに済みます
- 短期滞在で、手続きに時間を割きたくない
物理SIMは差し替えている間、日本のSIMを抜くことになります。日本の番号でSMS認証を受ける必要がある場合はここが問題になります。eSIMなら日本の回線を残したまま追加できるため、この制約がありません。
設定手順は韓国eSIMの設定ガイド、対応プランはCoral eSIMのプラン一覧から確認できます。
韓国の通信環境を前提に容量を決める
韓国は公共Wi-Fiの整備が進んでいるため、ホテルやカフェでは通信量を使わずに済みます。一方で屋外や移動中はWi-Fiが期待できず、地図と乗り換え検索でデータを使います。
短期の観光であれば、1日あたり数百MBから1GB程度を目安にすると過不足が出にくくなります。動画を見る予定があるなら別枠で考えます。整備状況の詳細は韓国の通信環境とフリーWi-Fi事情にまとめています。
買ってから困りやすい点
- 抜いた日本のSIMを紛失する。小さいので、必ずケースや専用の袋に入れて保管します
- APN設定が必要な場合がある。自動で入らないときは店員に確認するか、パッケージの記載を見ます
- 有効期限の起点が購入日か開通日か分かりにくい。事前購入した場合はとくに確認が必要です
- 帰国後に日本のSIMへ戻すのを忘れる。空港で戻しておくと、帰宅後に慌てません
FAQ
韓国の現地SIMカードはどこで買えますか?
仁川・金浦の到着ロビーにあるキャリアや代理店のカウンター、市内の家電量販店や一部のコンビニ、そして日本のオンライン通販で事前購入という3つの経路があります。空港カウンターは営業時間があるため、深夜便では閉まっていることがあります。
パスポートは必要ですか?
必要です。韓国では本人確認が義務づけられているため、SIMの購入と開通にパスポートの提示が求められます。オンラインで事前に申し込む場合も、受け取り時や登録時に情報を入力することになります。
現地SIMとeSIMはどちらが良いですか?
到着してすぐ使いたい、深夜便で着く、手続きの時間を取りたくないという場合はeSIMが有利です。長期滞在で韓国の電話番号が必要、または端末がeSIMに対応していない場合は現地SIMが向いています。
韓国の電話番号は必要ですか?
旅行の範囲では多くの場合不要です。ただし飲食店の電話予約、一部の配達アプリ、カカオトークの新規登録などで現地番号を求められることがあります。番号が必要な用途がはっきりしているなら、通話つきの現地SIMを選ぶ価値があります。
日本のスマホに韓国のSIMを入れると日本の番号は使えなくなりますか?
物理SIMを差し替えると、日本のSIMは抜いている間使えません。日本の番号を残したまま韓国の回線を使いたい場合は、eSIMを追加してデュアルSIMで運用するのが確実です。
韓国のSIM選びは「到着時刻」と「番号が必要か」で決まる
韓国の現地SIMは3つの経路で買えますが、どれもパスポートが必要で、空港カウンターには営業時間があります。だから判断の分かれ目は価格ではなく、到着時刻と韓国の電話番号が必要かどうかの2点です。深夜着で番号も不要なら、日本にいるうちにeSIMを入れておくのが最も手数が少なくなります。逆に番号が必要な用途があるなら、カウンターで通話つきを契約する価値があります。
