結論: ベトナム旅行では、Viettel回線につながるタイプのトラベルeSIMを選んでおくのが最も確実です。Viettelは都市部だけでなく山間部や農村部まで含めて広いエリアをカバーするとされており、ハノイからホーチミンへの縦断や地方都市への移動でもつながりやすい傾向があります。出発前にeSIMをインストールしておき、着陸後にデータローミングをオンにすれば、空港に降りた瞬間からそのままインターネットが使えます。
ベトナム旅行でeSIMを選ぶメリット
ベトナムで旅行者がネットを確保する方法は、大きく分けて国際ローミング、現地SIMカード、トラベルeSIMの3つです。国際ローミングは手軽な一方で料金が高くなりがちで、現地SIMは空港カウンターの行列やパスポート提示の手間がかかります。トラベルeSIMなら、出発前にスマホへプロファイルを入れておくだけで、現地到着と同時に通信を開始できます。物理SIMを差し替えないため、日本のSIMをそのまま残せるのも大きな利点です。銀行やメッセージアプリなど日本の番号あてに届くSMSを旅行中も受け取りやすく、SIMピンや小さなカードの管理も不要です。
ベトナム3大キャリアの違い:Viettel・Vinaphone・Mobifone
トラベルeSIMは、現地キャリアの回線を借りて通信します。ベトナムの主要キャリアはViettel、Vinaphone、Mobifoneの3社で、どの回線につながるプランかによって、都市を離れたときの体感が大きく変わります。
Viettel:最も広いエリアをカバー
Viettelはベトナム最大手のキャリアで、都市部はもちろん、山間部や農村部、幹線道路沿いまで広くカバーしているとされています。サパやニンビンなど地方の観光地を訪れる予定がある場合や、長距離バス・列車での移動が旅程に含まれる場合は、Viettel回線を利用するeSIMが第一候補になります。
Vinaphone:主要都市と観光地で安定
Vinaphoneは国営通信グループVNPT系のキャリアです。ハノイ、ホーチミン、ダナンといった主要都市や有名観光地では安定した通信が期待でき、都市滞在が中心の旅程であれば十分に選択肢に入ります。
Mobifone:都市部中心の老舗キャリア
Mobifoneは歴史の長いキャリアで、都市部を中心にネットワークを展開しています。大都市やビーチリゾートでの利用がメインなら問題を感じにくい一方、内陸の山岳エリアへ足を延ばす場合は、事前に対応エリアを確認しておくと安心です。
| キャリア | 特徴 | 向いている旅程 |
|---|---|---|
| Viettel | 山間部・農村部まで広いカバーエリア | 南北縦断、地方や離島へ行く旅程 |
| Vinaphone | 主要都市・観光地で安定 | 都市と有名観光地が中心の旅程 |
| Mobifone | 都市部中心の展開 | 大都市・ビーチリゾート滞在 |
なお、電波状況は地形や建物、時間帯によっても変わります。最終的には各キャリアの公式カバレッジマップで、訪問予定地の対応状況を確認しておくことをおすすめします。
ハノイ・ホーチミン・ダナン:空港到着時の接続手順
搭乗前にやっておくこと
eSIMのインストールには通信環境が必要なので、必ず日本出発前のWi-Fi環境で済ませておきましょう。QRコードを読み取ってプロファイルを追加したら、回線に「ベトナム」などのラベルを付けておくと現地での操作が簡単になります。あわせて、モバイルデータ通信の切り替えやデータローミングの設定画面の場所を確認しておくと安心です。基本の流れは海外旅行向けeSIMの設定ガイドで詳しく解説しています。
着陸後にやること
ノイバイ国際空港(ハノイ)、タンソンニャット国際空港(ホーチミン)、ダナン国際空港のいずれでも手順は共通です。①機内モードを解除する、②モバイルデータ通信をトラベルeSIM側に切り替える、③そのeSIMのデータローミングをオンにする、の3ステップだけです。ネットワーク選択は「自動」のままにしておけば、プランが対応する現地キャリアへ自動的に接続されます。数分待っても圏外のままの場合は、ネットワーク選択を一度手動にしてキャリアを選び直すか、機内モードのオンオフを試してください。
eSIMをセットアップ済みなら、入国審査の列に並んでいる間に接続が完了していることも多く、到着ロビーに出たらすぐGrabで配車手配まで済ませられます。
南北縦断や離島(フーコック島など)の電波事情
ベトナムは南北に細長い国で、ハノイのある北部からホーチミンのある南部まで移動すると、地域によって電波状況が変わります。都市部では3キャリアともおおむね快適に使える一方、山岳地帯や農村部、離島では差が出やすくなります。フーコック島やコンダオ島などの離島、ハロン湾のクルーズ、サパ方面の山岳エリアを旅程に含める場合は、内陸や地方に強いとされるViettel回線を利用できるプランを選んでおくのが無難です。行き先が決まっているなら、出発前に各キャリアの公式カバレッジマップで該当エリアを確認しておきましょう。
Grab・決済アプリと電話番号
ベトナムの移動はGrabが定番で、フードデリバリーや店舗とのやり取りもアプリ経由が広く使われています。注意したいのは、トラベルeSIMの多くがデータ通信専用で、ベトナムの電話番号が付与されない場合があることです。Grabなどのアプリは初回登録時にSMS認証を求めることがありますが、日本で使っているSIMを残したままeSIMを併用すれば、日本の番号でSMSを受け取って認証できるケースが多くあります。詳しい仕組みと設定方法はeSIMでSMS認証コードを受け取る方法をご覧ください。
タイ・シンガポールなど周遊派には複数国対応プランも
ベトナムとあわせてタイやシンガポール、マレーシアを回る東南アジア周遊なら、国ごとにeSIMを用意する方法と、複数国対応プランを1枚で使い回す方法があります。滞在日数が長い国は単国プラン、短い国は周遊プランのように組み合わせるのも賢い選び方です。タイの回線事情はタイeSIMガイドで詳しく紹介しています。
Coral eSIMでは、ベトナムを含む世界各地向けのトラベルeSIMを提供しています。購入からインストールまでオンラインで完結し、旅程に合わせてプランを選べます。出発前の準備リストに加えたい方は、Coral eSIM公式サイトをのぞいてみてください。
よくある質問
ベトナムeSIMはいつ有効化すればいい?
プランによって、インストール時点で有効化されるものと、現地で初めて接続した時点から利用期間が始まるものがあります。利用開始日の扱いを購入前に確認し、インストール自体は出発前のWi-Fi環境で済ませておくのがおすすめです。
ベトナムでeSIMの通信が遅いときは?
まず機内モードのオンオフで再接続を試し、改善しなければネットワーク選択を手動にして別の対応キャリアを選べるか確認してみてください。建物の奥や地下、混雑した観光地では一時的に遅くなることもあります。
テザリングは使えますか?
テザリングの可否はプランによって異なります。ノートPCや同行者の端末をつなぎたい場合は、購入前にテザリング対応の記載を確認しておきましょう。
ベトナムの電話番号は付きますか?
トラベルeSIMはデータ通信専用が主流で、現地番号が付かない場合があります。現地番号が必要な場面は多くありませんが、必要な方はデータ+音声対応のプランかどうかを確認してください。
